正しいお手入れで、いつも清潔&快適なクッキングを
はじめてお使いになる前に
サラダマスター製品をご購入後、はじめてご使用になる前に、着脱式ハンドル等を含むすべての部分を食器用洗剤とぬるま湯で手洗いした後、お酢を加えた水(4リットルの水に対して1カップ<200ml>)で洗ってください。これにより、製造時に付着した油分や研磨剤、輸送時に付着したゴミなどを取り除くことができます。仕上げは、きれいなぬるま湯ですすいでから、清潔で柔らかいタオルで水気を十分に拭き取ってください。
毎日のお手入れ
使用後は着脱式ハンドルを外し、調理器具本体とともに温かいお湯と食器用洗剤でよく洗ってください。その後、十分にすすぎ、乾かします。調理器具本体は、食器洗浄機で洗うこともできます。着脱式ハンドルは、通常の食器用洗剤のみを使用し、食器洗浄機での洗浄はお避けください。
頑固な汚れ・こびり付き
調理器具の汚れやこびり付きが気になる時は、ぬるま湯と「SMクリーナー」などのマイルドなステンレス専用クリーナーで洗ってください。クリーナーに少量の水を加えてペースト状にし、湿らせたペーパータオルで円を描くようにこすります。ぬるま湯でクリーナーをよくすすぎ、清潔で乾いたタオルで水気をしっかりと拭き取って仕上げます。
⚠︎:蓋や調理器具の外面(鏡面仕上げが施されている面)には、熱いお湯と食器用洗剤だけを使用し、スチールウールや研磨剤入りのクリーナーは使用しないでください。鏡面仕上げ部分が傷ついてしまうと曇りの原因となります。
料理をもっとおいしくする、サラダマスターの使い方
簡単な3つのポイント
1. 調理する料理に合ったサイズの調理器具を使用しましょう。

2. お肉のような火の通りにくい食材を調理する場合は、使用前に調理器具を中火で予熱(プレヒート)します。予熱の目安は、通常3~5分ほど。調理器具の表面に数滴の水を垂らし、水滴が表面を滑るように動けば予熱完了です。野菜や果物を調理する場合は、予熱をする必要はありません。

3. 材料を入れ、蓋をして、中火で調理を開始します。ニュートリションプロテクター(Vapo-Valve™)がカチカチと鳴り始めたら、コンロの火を弱火に。あとはレシピにそって、もしくはお好みの焼き加減で調理してください。

独自のニュートリションプロテクター(Vapo-Valve™)
1. 蓋に組み込まれているニュートリションプロテクター(Vapo-Valve™)は、サラダマスター製品の機能や性能を最大限に生かす調理温度を「カチッカチッ」という音で教えてくれます。中火で調理を始め、ニュートリションプロテクターが鳴ったら弱火(IHヒーターの場合は一番低い温度設定)にします。一番小さな火や熱でも強すぎる場合は、ヒートディフューザーなどの製品をお使いください。

2. サラダマスターの調理器具に付属している蓋は、調理中に内部で発生した蒸気を蓋と鍋の接地面に集め、ヴェーパーシール(水蒸気の幕)効果を生み出します。これにより、調理器具の内部の温度が下がった時に半真空状態を生み出します。

3. 弱火に切り替えた後は、できるだけ蓋を開けないようにしてください。途中で蓋を開ける必要がある場合は、再度蓋を閉めた際に鍋の上で蓋を少し回転させ、蓋と鍋がしっかりと接地するようにしてください。この時にニュートリションプロテクター(Vapo-Valve™)がカチッカチッと鳴れば蓋が密閉されています。音が鳴らない場合は火力を少し強め、音が鳴り次第弱火に切り替えてください。

知っておきたい調理温度と器具のこと
1. 調理器具を必要以上に強火で加熱すると、ゆがみの原因となることがあります。また、高温での調理は、食材の縮みやパサつき、栄養価の低下、焦げなどの原因となります。

2. パスタや麺類を茹でるための水を強火で沸騰させることは問題ありません。水が沸騰したら弱火にしてください。サラダマスターの調理器具ならさらに「熱効率がよいため」、お湯を沸かすためにコンロの火を強火にする必要はありません。

3. 熱い調理器具を冷たい水の中に入れるなど、調理器具に急激な温度変化を与えることは絶対におやめください。ゆがみの原因となります。熱い調理器具は、一度冷ましてからぬるま湯に入れてください。

4. 調理器具の内面に、塩を直接入れないでください。調理に塩を使用する際は、器具の内面に白い斑点が残るのを避けるため、必ず塩が溶けていることを確認してください。塩は、調理器具の表面に穴が開く原因となります。

調理器具内面の窪みについてのお知らせ
溶接パラメータ
サラダマスター製品の溶接プロセスは、鍋の構造的完全性を確保する上でとても重要です。このプロセスには、溶接電流、電圧、移動速度など、複数の調整可能なパラメータが含まれています。当社の製造チームは、これらのパラメータの正確で一貫した設定を維持するよう努めていますが、わずかなバラツキは避けられません。すべての調整は溶接強度を最適化するために行われ、製品ごとにカスタマイズされており、鍋の重量を支えるのに十分な強度の溶接が確保されています。ただし、一つひとつの製品ごとに最適化した調整を行うことにより、溶接の外観にわずかな違いが生じる可能性があり、鍋によっては内面に窪みが生じることがあります。
溶接技術
サラダマスターの溶接機械は、当社が厳しく設定した品質と性能基準を満たす強力で耐久性の高い溶接が行われるように設計されています。ただし、熟練したオペレーターが使用するセットアップ、配置、および技術によって、微妙なバラツキが生じることがあります。これらのバラツキにより、鍋によっては内面に窪みが生じることがあります。
材料特性
サラダマスターの調理器具に使用されているのは、優れた耐久性と高性能を誇る「316Ti ステンレス鋼材料」です。この素材ならではの特性によって、溶接工程中に窪みが形成されることがあります。
厳格な品質管理
サラダマスターの調理器具はすべて、製造工程全体を通じて厳格な品質管理チェックを受け、パスしていることをお約束します。これらのチェックは、各製品が安全性、性能、耐久性に関する当社の厳格な基準を満たしていることを確認するために設計されています。当社は、一貫性がお客様の信頼を維持するカギであることを理解しています。窪みがあっても、調理器具の機能性や安全性が損なわれることはありません。当社の品質管理チームは、溶接工程を綿密に監視してバラツキを最小限に抑え、窪みが現れた場合でも調理器具の全体的な性能に影響を与えないように配慮しています。当社のエンジニアリングチームと製造チームは、常に工程を改良し、製造工程中に発生する可能性のあるバラツキを最小限に抑えるよう取り組んでいます。
使用上の注意
食品のこびり付き・焦げ付き
食品のこびり付きや焦げ付きは、多くの場合、強すぎる火で加熱したり、調理器具が適切な方法で洗浄されていないことで起こります。サラダマスターの製品は、低温で調理するように設計されていますので、強火での調理は避けてください。
キズ
調理器具の内側面には、ミキサーや金ベラなどの金属製品の使用が可能です。その際にキズがつくことがありますが、製品の機能や性能に影響はありません。また、製品内部のお手入れには、金ダワシやスチールウールの使用が可能です。頑固な汚れがついた場合は、お湯と食器用洗剤を製品に入れ、10分間放置した後に洗い流してください。
製品外側のお手入れは、美しい鏡面仕上げを保つため、研磨剤などの使用は絶対に避けてください。
食品の成分による変色
調理後に洗浄しても、わずかに汚れが残ることがあり、通常は白い膜のように見えます。これは主に、食品から溶け出したナトリウムと、食器用洗浄機では落とし切れないカルシウムの沈着によるものです。これらの汚れは、「SMクリーナー」のようなステンレス用クリーナー(クレンザーなど)を用いれば簡単に落とすことができます。
<洗浄方法>
まず、調理器具をぬるま湯ですすぎ、水を切る際に器具の内側に少しだけ(数滴)水を残しま
す。次に、器具に残った水に少量のクリーナー(SMクリーナー、またはその他のステンレス用クリーナー)を振り掛けてペースト状になるように混ぜ合わせたら、乾いたペーパータオルを使って円を描くようにこすります。その後、食器用洗剤と熱い水でクリーナーをしっかりと洗い流し、最後に清潔なタオルで水気を拭き取ります。
高温による変色
調理器具を強火で長時間熱すると、底や内側が青く変色することがあります。この場合でも、調理器具を正しい方法で使用し続けることで青い色は次第に消えていきます。金属を高温で長時間加熱すると起こる現象ですが、サラダマスターの製品自体に問題が生じたわけではなく、通常通り使用を続けていただくことができます。
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