調理器具をぬるま湯で洗い、「SMクリーナー」などのマイルドなステンレス専用クリーナーを使用します。クリーナーに少量の水を加えてペースト状にし、湿らせたペーパータオルで円を描くようにこすります。ぬるま湯でクリーナーをよくすすいだ後、清潔で乾いたタオルで水気をしっかりと拭き取ります。

注意！蓋や調理器具の外面（鏡面仕上げが施されている面）には、熱いお湯と食器用洗剤だけを使用し、スチールウールや研磨剤入りのクリーナーは使用しないでください。鏡面仕上げ部分が傷ついてしまうと曇りの原因となります。

2．肉のような密度の高い食材を調理する場合、使用前に調理器具を中火で予熱します。予熱には通常3～5分かかります。調理器具が適切に予熱されているかを確かめるには、調理器具の表面に水を数滴垂らします。水滴が表面を滑るように動けば予熱完了です。野菜や果物を調理する場合は、予熱をする必要はありません

3．材料を入れ、蓋をして、中火で調理を開始します。Vapo-Valve™（ヴェイポバルブ）がカチカチと鳴り始めたら、コンロの火を弱火まで下げます。その後は、レシピに従い、またはお好みの焼き加減で調理をします。

サラダマスターの調理器具に付属している蓋は、調理中に内部で発生した蒸気を蓋と鍋の接地面に集め、ヴェーパーシール（水蒸気の幕）効果を生み出します。これにより、調理器具の内部の温度が下がった時に半真空状態を生み出します。

弱火に切り替えた後、できるだけ蓋を開けないようにしてください。途中で蓋を開ける必要がある場合、再度蓋を閉めた際に鍋の上で蓋を少し回転させ、蓋と鍋がしっかりと接地するようにしてください。この時にVapo-Valve（ヴェイポバルブ）がカチッカチッと鳴れば、蓋が密閉されています。音が鳴らない場合は火力を少し強くし、音が鳴り次第弱火に切り替えてください。

パスタや麺類を茹でるための水を強火で沸騰させることは問題ありません。水が沸騰したら弱火にしてください。コンロの火は、強火でなくてもお湯を沸騰させることができます。

熱い調理器具を冷たい水の中に入れるなど、調理器具に急激な温度変化を与えることは絶対におやめください。ゆがみの原因となります。熱い調理器具は一度冷ましてからぬるま湯に入れてください。

調理器具の内面に塩を直接入れないでください。器具の内面に白い斑点が残るのを避けるため、調理に塩を使用する際は、必ず塩が溶けていることを確認してください。塩は、調理器具の表面に穴が開く原因となります。

サラダマスター調理器具に使用されている 316Ti ステンレス鋼材料は、優れた耐久性と高性能により選択されています。ただし、この素材の特性により、溶接工程中に窪みが形成されることもあります。

サラダマスターの調理器具はすべて、製造工程全体を通じて厳格な品質管理チェックを受けていることをお約束します。これらのチェックは、各鍋が安全性、性能、耐久性に関する当社の厳格な基準を満たしていることを確認するために設計されています。当社は、一貫性がお客様の信頼を維持する鍵であることを理解しています。窪みがあっても、調理器具の機能性や安全性が損なわれることはありません。当社の品質管理チームは、溶接工程を綿密に監視してばらつきを最小限に抑え、窪みが現れても見た目だけで鍋の全体的な性能に影響を与えないようにしています。当社のエンジニアリング チームと製造チームは、常に工程を改良し、製造工程中に発生する可能性のあるばらつきを最小限に抑えるよう取り組んでいます。

調理器具の内側面には、ミキサーや金ベラなどの金属製品の使用が可能です。傷がつくことがありますが、製品の機能や性能に影響はありません。また、製品内部のお手入れには、金タワシやスチールウールの使用が可能です。頑固な汚れがついた場合は、お湯と食器用洗剤を製品に入れ、10分間放置した後、洗い流してください。

製品の外側のお手入れには、美しい鏡面仕上げを保つために、研磨剤などの使用は絶対に避けてください。

調理後に洗浄をしても、わずかに汚れが残ることがあります。通常、これは白い膜のように見えます。これは主に、食品から溶け出したナトリウムと、食器用洗浄機では落とし切れないカルシウムの沈着です。これらの汚れは、「SMクリーナー」のようなステンレス用クリーナー（クレンザーなど）を用いれば簡単に落とすことが可能です。

まず、調理器具をぬるま湯ですすぎ、水を切る際に器具の内側に少しだけ（数滴）水を残します。

器具に残った水に少量のクリーナー（SMクリーナー、またはその他のステンレス用クリーナー）を振り掛け、ペースト状になるようにま混ぜ合わせ、乾いたペーパータオルを使い円を描くようにこすります。その後、食器用洗剤と熱い水でクリーナーをしっかりと洗い流し、最後に清潔なタオルで水気を拭き取ります。

調理器具を強火で長時間熱すると、底や内側が青く変色することがあります。この場合でも、調理器具を正しい方法で使用し続けること青色ばで次第に消えていきます。金属を高温で長時間加熱すると起こる現象ですが、サラダマスターの製品自体に問題が生じたわけではなく、通常通り使用を続けることが可能です。